国産 リンゴ
リンゴ (学名:Malus pumila Mill.)
元来、日本には中国を原産とする小さなりんごが伝わり、栽培されてきました。現在のような大型のリンゴは、明治5年頃に米国から輸入された品種が、昭和に入り育種・交配が行われた結果生まれたものです。
果実には芳香があり、甘くさわやかな酸味をもちます。西洋のリンゴは菓子作りやドライフルーツ、リンゴ酒づくりなど加工に適します。一方、日本のリンゴは糖度や歯ごたえなど生食としてのおいしさに大変優れ、青果として世界中で好まれています。
リンゴは収穫時期によって「早生」「中生」「晩生」に分けられます。早生種のリンゴはやわらかく、酸味が強いのが特徴です。中生種は酸味と甘味のバランスが取れた品種が多く、晩生種は糖度が高く酸味が少なくなります。
保存性が高いため、低温貯蔵された果実が一年中販売されていますが、樹上で完熟した旬のリンゴが特に美味とされています。