茨城県産 梅花

ウメ (学名:Prunus mume)

中国原産の落葉小高木で日本でも幅広く知られた樹木のひとつです。
偕楽園は、1842年に水戸藩第9代藩主徳川斉昭により創設され、早春には約100品種3,000本の梅の花が咲き誇る梅の名所として知られています。創設者の徳川斉昭は、梅の育成にあたって接ぎ木のやり方を係の役人に命じただけでなく、自らも園芸技術について研究していたようです。偕楽園に梅を多く植えたのは花を観賞するばかりではなく、実から梅干しを作って軍用や飢饉のときの非常食とする目的もありました。
早春に開く花、そして初夏には梅の実が香りとともに偕楽園を彩ります。

文:茨城県 協力