和歌山県産 ぶどう山椒

サンショウ (学名:Zanthoxylum piperitum)

山椒は日本を原産とする、ミカン科の植物です。
日本最古の香辛料ともいわれており、英語ではJapanese Pepperと呼ばれます。その中でも、ぶどう山椒は和歌山県の特産として知られ、その大部分が発祥地である有田川町で栽培されています。
他の品種と比較して、ぶどうの房のように大粒の果実がたわわに実り、爽やかな柑橘の香りが特徴で、別名「緑のダイヤ」と呼ばれる最高級品種とされています。
山椒の実は直径約5mm程度ととても小さいですが、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」ということわざのとおり、少量でも香りとしびれるようなピリッとした辛味が感じられ、存在感があります。
漢方では、山椒に含まれる成分が内臓器官の働きを活発にし、消化不良を改善するなどの効能があるとされています。 葉・花・実・果皮など、すべての部位に香りがあり、様々なシーンで活用されています。
特に和のイメージが強い山椒ですが、世界の星付きレストランのシェフ、パティシエ、醸造メーカーなどでも活用されており、近年、山椒特有の香りは国内だけでなく世界から注目を浴びています。

文:和歌山県有田川町 協力

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