国産 イチゴ

イチゴ (学名:F. chiloensis Duch. Var ananassa (Duch.) Bailey)

イチゴは世界で最も多く栽培されているといわれるほど、ポピュラーな果物です。
現在日本で食べられているイチゴは、江戸時代にオランダ船が長崎に持ち込んだものがはじめとされており、オランダイチゴと呼ばれます。当時は主に鑑賞用で、明治時代になってから食用として本格的に栽培されるようになりました。
1960年代までは5~6月の季節の果物として楽しまれていましたが、需要の高まりに伴って栽培方法の工夫がなされ、現在では一年を通して供給されています。
交配による品種改良が盛んに行われているため、毎年のように新しい品種が生まれています。粒の大きさ、色の濃さ、甘みと酸味のバランスなど、特徴は様々です。
イチゴは一シーズンに3回程度、花を付け、実が成ります。最初に収穫される一番果は形はいびつですが、大型で甘みが強い特徴を持ちます。二番果は「粒ぞろい」と言われ、形もきれいで甘みがあります。三番果は酸味が強くなる傾向があり、ジャムを作るのに適した風味バランスです。