岡山県産 白桃

モモ (学名:Prunus persica Batsh)

モモは初春に薄ピンク色の香り高い花を咲かせることから、明治時代以前は花の鑑賞用とされていました。
果実主体のものは、1875年頃に甘さの強い品種が中国から輸入されたことをきっかけに全国に広まり、現在に至ります。
木の寿命が15~20年と短く、品種改良も盛んに行われていることから日本独自の品種が多く存在しています。
現在 一般的に販売されているモモは、皮に生える毛の有無から 大きく「毛桃系」と「油桃系」の二つに分けられます。
モモのおいしさには、熟す前のサクッとした歯ごたえや、柔らかく完熟した果肉、豊富な果汁の甘さが特徴として挙げられますが、その持ち味はほどよい渋みであるといわれています。実が成る時期に雨が多いと渋みが抜けてしまい、モモの甘みが引き立てられずに全体的に薄い印象になってしまいます。
絶品のモモは、樹が枯れてしまうのではないかと心配されるほどの強い日照りの下で育まれます。