沖縄県産 月桃

ゲットウ (学名:Alpinia zerumbet)

日本では主に沖縄に生息する、ショウガ科の植物です。
野山に自生するほか、民家の庭などでもよく目にする沖縄ではなじみ深い存在です。花は真珠を連想するような白色で、先端がピンク色に染まり、オリエンタルで幻想的な雰囲気を特徴とします。
香りは瑞々しく清涼感があるハーバルな印象です。
沖縄では、旧暦の12月に季節行事として月桃の葉で包んで蒸した“カーサムーチー”を神棚や仏壇に供え、家族の健康や子供の成長を願います。また、煎じた種子は健胃効果のある漢方として活用されており、古くから人々の健康を支えています。

文:沖縄県東村 協力

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