本物の香味への探求と、高い嗜好性の 創造に日々奮闘しています
現在の仕事内容を教えてください
食品用香料、主に飲料用途の香料開発を行っているフレーバリストとして働いています。数多くの原料の中から求められる香りに合った原料や製法を選択し、用途に適した香味の強さや発現のタイミング、残存性などを考慮し設計します。調香した開発品は、最終商品に近いアプリケーションを作製し試飲を行い、評価を重ねます。調香と評価を繰り返し、より良い品質を目指して香料開発を行っています。“おいしい”とは何か、を仮説立て模索しながら、本物の香味への探求と、高い嗜好性の創造に日々奮闘しています。
小川香料はどのような会社でしょうか
課題や目標に向かって真摯に取り組む人が多い会社だと思います。私が働く舞浜研究所には、食への興味やこだわり、“おいしい”への探求心の強い人が多くいると感じます。色々なことを気軽に話せる人に囲まれた職場で、そのことが香料開発の業務のヒントになることもあります。また、子育てと仕事の両立ができる環境や制度が整っていると感じます。子育てへの理解や配慮が十分にあり、社員それぞれの環境に柔軟に対応していだいているので、子育てしながら安心して働くことができています。
どのようなときに仕事のやりがいを感じますか
難しいテーマに取り組み、トライアンドエラーを繰り返しながら、理想に近い香料が開発できた時は、とても達成感を感じます。その香料が、多くのお客様にご採用いただいた時は、さらにやりがいを感じます。さらに、自分が開発した香料が採用された商品が店頭に並んでいるところを見ると、とても感激です。
これからチャレンジしたいことは何ですか?
これからも、“おいしい”とは何かにこだわって、香料開発を続けていきたいです。記憶に残り、人生の思い出の1ページにそっと残るような香りが開発できれば嬉しいです。さらにその香りが、広く永く親しまれるような香りになれば、フレーバリストとして最高に幸せなことだと思います。
「食」は生きる上での基本であって、人を育てる最も大切で身近な要素です。子育てを経験し食育の大切さを改めて実感しました。日本各地にある魅力ある天然物の香り、日本の食の豊かさ、自然のおいしさを発信していきたいと思います。