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研究レポート

睡眠障害ラットによるカモミール及びパッシフローラの催眠作用

四宮一昭*, 井上俊夫**, 宇津慶明*, 徳永紳*,
益岡尚由*, 大森麻江*, 亀井千晃*
*岡山大学大学院医歯薬総合研究科薬品作用学分野, **小川香料株式会社

 本研究では、睡眠障害ラットの睡眠覚醒サイクルに対するカモミールとパッシフローラ抽出物の効果について睡眠解析装置を用いて詳細に検討しました。その結果、カモミールおよびパッシフローラ抽出物の用量を上げるにつれて、睡眠障害ラットの睡眠導入所要時間が短縮し、カモミールでは300mg/kg、パッシフローラについては3000mg/kgの用量から有意な短縮作用を有することが明らかになりました。また、覚醒時間、non-REMおよびREM睡眠の総量には変化が無いことも明らかになりました。一方、カモミール抽出物で誘発された睡眠導入所要時間の短縮に対し、ベンゾジアゼピン受容体拮抗薬であるフルマゼニルは、3mg/kgの用量で有意に拮抗作用を示すことが明らかとなりました。このことは、カモミール抽出物が神経細胞表面に存在するGABA受容体のベンゾジアゼピン受容サイトに作用し、抑制性神経が活性化され睡眠を誘導する可能性を示唆しています。

グラフ-01


Shinomiya, K.; Inoue, T.; Utsu、Y.; Tokunaga, S.; Masuoka, T.; Ohmori、A.; Kamei, C. Hypnotic activities of chamomile and passiflora extracts in sleep-disturbed rats, Biol. Pharm. Bull. 2005 28, 808-810.


「論文に関するお問合せ先:小川香料(株)総務部」
pr@ogawa.net

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