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フレグランス研究開発部

万人の共通イメージに独自の味つけをすることで、「イメージがより広がる香り」を表現します。

発想力の駆使と共通イメージの把握から

 フレーバー研究開発部が飲食品類の「香り」や「味」をつくりだすのに対して、フレグランス研究開発部は香水、そして石鹸やシャンプー、芳香剤などの日常用品の「香り」を開発します。

フレグランス研究開発部の特徴は、ひとえに「アーティスティック」ということです。フレーバー研究開発部は、扱うものが飲食品だけあって「本物」を目指して開発することが多いですが、フレグランス研究開発部は「目に見えないイメージのもの」をつくりださなければならないことが多いのです。それはいわば「感性」が問われる分野。スタッフは素材を組み合わせて、キャンバスに絵を描くように、香りを開発していきます。例えばクライアントからの依頼には、「海の香り」「月や太陽の香り」「冬の空の香り」など、本当に漠然としたものがあります。これを具現化するためには、個々人のイメージ力とともに、さまざまな人との対話により、万人の共通イメージをつかむことが必要です。例えば「海と聞いて何を想起するか?」という問いには、「ココナッツの匂い」「海苔や潮風の匂い」といった言葉が出てきます。また、香りのイメージというのは、色のイメージにも結び付きます。例えば白いイメージのある香り、赤いイメージの香り、黄色のイメージ。そういった言葉で結び付けていくのも一つの方法です。さらにフレーバー、フレグランス各研究部門ともにある「マーケティング部門」も駆使して、統一イメージの模索を行います。それらを基にして「香り」を具現化するのが「パヒューマー(調香師)」です。依頼を受けたパヒューマーは「香り」のプロとして、今までにない「海の香り」を表現しなければなりません。それこそが『小川香料』のフレグランス研究開発部の特徴。お客様のみならず消費者全体へのセールスポイントであり、新しい香りの市場の開拓にもつながるのです。

多様化するフレグランスへの対応

 こうして作り上げた香りは、実際に使用して評価テストを行います。例えば石鹸や芳香剤の香りは、使い方や使う場所によっても効果が異なります。そこで、実際の石鹸、実際の芳香剤など、商品の実物をも作り上げます。さらにはそれらを評価するために専用の洗面台やお風呂なども完備しています。また、シャンプーなどは、単に「いい香りがする」だけではアピール材料になりません。シャンプーの原料の匂いと、開発した香料が混じり合って変な匂いにならないように配慮することも必要なのです。

『小川香料』の特徴は「応用力」です。作り出す香りも、香水用なら香水、日用品用なら日用品に使うだけではありません。香水からシャンプーなどの日常品に応用展開する場合もあるのです。最近はさらに、「ピーチのボディソープ」など、食品の香りの入ったトイレタリー製品も流行っています。そういった場合は、素材で作ったものを、フレグランスに応用するなど、普段からより幅広い素材のパレットを作って対応しているのです。

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