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研究レポート

唾液存在下におけるペパーミント抽出物と酵素の消臭効果

小松千紘・植野壽夫・戸川真・佐久間克也・作田圭亮
小川香料株式会社 機能研究所

 口臭原因物質の一つであるメチルメルカプタンは、メチオニンが口腔内の嫌気性細菌によって代謝されることにより発生します(図1)。本研究では、口腔内でのメチルメルカプタン産生を再現したモデル系を構築し、ペパーミント抽出物と酵素の併用による消臭効果の測定を試みました。実験では、図2のように嫌気条件下でバイアル中にヒトの唾液、メチオニン、ペパーミント抽出物、酵素およびグルコースを添加しました。37℃で15分間インキュベートした後、唾液中の嫌気性細菌によりメチオニンから発生したメチルメルカプタンをヘッドスペースGC-MS分析により測定しました。図3は測定されたメチルメルカプタン量を表しています。ペパーミント抽出物と酵素を含むモデル系は、それらを含まないコントロールよりもメチルメルカプタン量が有意に減少することが明らかとなりました(P <0.01、n=12 )。
 このように、口臭発生のモデル系で効果が認められたペパーミント抽出物と酵素の組み合わせは、ヒトでの消臭効果も期待されます。

図1 口腔内におけるメチルメルカプタンの発生機構

図2 測定方法 図3 唾液存在下での消臭効果の測定結果

日本食品科学工学会 第62回大会講演集 p.142 (2015)


「論文に関するお問合せ先:小川香料(株)総務部」
pr@ogawa.net

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