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研究レポート

ソフトイオン化質量分析計による消臭効果のリアルタイム測定

植野壽夫,小松千紘,戸川真,佐久間克也,作田圭亮
小川香料株式会社 機能研究所

 即効性のある消臭剤を開発するには、短時間に起こる臭気の減少を的確に捉える必要があります。本研究では、ソフトイオン化質量分析計“Airsense”を用いてメチルメルカプタンの減少をリアルタイムに計測する新たな消臭効果の測定方法について検討しました。下のグラフは、酵素存在下におけるペパーミント抽出物の消臭効果をAirsenseで測定し、酵素のみ、およびペパーミント抽出物のみの場合と比較した結果です。酵素あるいはペパーミント抽出物のみの場合、メチルメルカタンは緩やかに減少しました。一方、酵素存在下でペパーミント抽出物を添加した場合、メチルメルカプタンは急速に減少し、ベースラインまで戻りました。このときのメチルメルカプタンの半減時間(平均値,n=5)は僅か18.7秒でした。このようにAirsenseは臭気の減少を秒単位で捉えることが可能であり、即効性のある消臭剤の評価に有効であることが明らかになりました。

グラフ

ソフトイオン化質量分析計

日本薬学会第135年会要旨集2, p. 175 (2015)
第58回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会 講演要旨集, pp.169-171 (2014)


「論文に関するお問合せ先:小川香料(株)総務部」
pr@ogawa.net

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