研究開発

トップページ > 研究開発 > 研究レポート > キバナオウギの血管弛緩作用

研究レポート

キバナオウギの血管弛緩作用

茅野大介, 増田秀樹, 後藤洋子, 佐藤恭輔,  小原圭将, 北澤紀幸,
蟹江孔明, 田中芳夫, 渡邉泰雄
小川香料株式会社 健康素材研究所
東邦大学 薬学部 薬理学教室
日本薬科大学 医療薬学科

 マメ科植物キバナオウギの地上部(葉、茎、花)は食品に分類され、これを熱水浸漬したお茶(ペイチー茶)には、生命エネルギーである気を高める作用や活性酸素種のひとつであるスーパーオキシドアニオンラジカルを消去する作用などがあるとされています。
 今回、キバナオウギの効果を明らかにする目的でキバナオウギ地上部の熱水抽出物(以後、KBと略す)の血管弛緩作用を評価しました1)。予め収縮させたラットの大動脈標本にKBを作用させたときの血管弛緩率を測定しました。図1aに示しますように、用量依存的に血管弛緩作用を有することが明らかになりました。また、血管弛緩作用は血管内皮除去後に作用が弱くなったことや、他の試験結果(一酸化窒素合成酵素阻害剤を作用させた実験で、血管弛緩が抑制されたこと)から、KBは内皮細胞から産生される一酸化窒素(NO)を介して血管弛緩させたことがわかりました1)。さらに、有効画分の検討を進めた結果、KBの高極性画分が、KBよりも強い血管弛緩作用を示すことが明らかになりました(図1b)。


図1.ラット大動脈における血管弛緩作用


1) Chino, D., Masuda, H., Goto, Y., Sato, K., Obara, K., Kitazawa, N., Kanie, K., Tanaka, Y. and Watanabe, Y., J. Trad. Med., 2013, 30, 41-50.


「論文に関するお問合せ先:小川香料(株)総務部」
pr@ogawa.net

研究レポート一覧へ このページのトップへ