研究開発

トップページ > 研究開発 > 研究レポート > 『桃の葉エキス』 の研究 -食後の血糖値上昇を緩やかにする効果-

研究レポート

『桃の葉エキス』 の研究
-食後の血糖値上昇を緩やかにする効果-

  人が摂取する炭水化物の約80~90%はデンプンとスクロース(ショ糖)です。これらは消化酵素でグルコース(ブドウ糖)などの単糖類に分解されて初めて小腸から吸収され、血中のグルコース量、すなわち血糖値の上昇をもたらします。血糖値がある閾値をこえると膵臓からインスリンが分泌され、数値が下がります。
  しかし、食事2時間後も血糖値が下がらず、食後高血糖が繰り返されると、動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まることが疫学研究で明らかになってきています。また、高血糖状態はコラーゲン、エラスチンなどのタンパク質の糖化反応(グリケーション)を亢進し、皮膚の弾力性を弱め、皮膚老化の原因になるとされています。
  さらに、インスリンには脂肪の消費を抑制し、体内蓄積を促進する作用もあります。
  そのため、グルコースの吸収を緩やかにすることでインスリンの放出が抑制され、肥満や糖尿病の予防に効果があると考えられています。
  食後高血糖の予防方法の一つとして、グリセミック指数(食品によって食後血糖値の上昇度合いが異なることに着目し、グルコース50gを摂取したときの血糖上昇曲線下面積(AUC)を基準にして、ある食品の摂取後、そのAUCが基準値の何%に相当するかを表した指数)の低い食品の摂取が挙げられます。但し、一緒に食べる食品の種類、食べる順番、調理法などによって効果に差が出ると言われています。
  さらに、食後の血糖値上昇を緩やかにするための健康食品も数多く知られています。それらの多くは『デンプンなどの多糖類やスクロースなどの二糖類に対する作用』を有するものです。
  一方、ここでご紹介させていただきます桃の葉エキスは『腸管からのグルコース吸収抑制作用』が特徴として挙げられます。


参考文献
月刊糖尿病 -食後高血糖 UPDATE-,門脇 孝編、(株)医学出版,2010年、2巻、10号.
食後血糖値の管理に関するガイドライン、国際糖尿連合、2007年
アンチ・エイジング医学-日本抗加齢医学会雑誌-、(株)メディカルレビュー社、2012年、8巻、2号.
血管保護の新戦略、丸山幸夫、石橋敏幸編、(株)ライフサイエンス、2007年
最新糖尿病学、垂井清一郎、門脇 孝、花房俊昭編、(株)朝倉書店、2006年
栄養機能化学、栄養機能化学研究会編、(株)朝倉書店、2005年
栄養の基本がわかる図解事典、中村丁次監修、成美堂出版、2005年
スタンダード生理学、二宮石雄、安藤啓司、彼末一之、松川寛二編、(株)文光堂、2007年

研究レポート一覧へ このページのトップへ