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研究レポート

ウィンターセイボリーエキスの温感効果

増田秀樹,森 紀之,松井 香,脇村翔子,廣部有香,田中りさ子
茅野大介**, 渡辺達夫***,福渡 努

小川香料株式会社 舞浜研究所, 滋賀県立大学 人間文化学部,
**東邦大学 薬学部, ***静岡県立大学 食品栄養科学部

 ウィンターセイボリーエキスがヒトの冷えを抑制することは既にご紹介しております。その後、新たに有効成分と作用機序に関する知見を論文で報告しました1) 2)。ここでは、ウィンターセイボリーエキスの特長を、図とサーモグラフィ画像3〜7) でご紹介します。

1) ウィンターセイボリーエキスには、「体深部で熱産生を亢進する成分」、「体深部から皮膚表面(体表面)への熱移動を促進する成分」が含まれています。産生された熱が血流により皮膚表面に運ばれ,温感効果をもたらします(図1)。
2) ウィンターセイボリーエキスは、ショウガより広範囲に温感効果をもたらします(ショウガは主に体深部、額、首、体幹に効果。ウィンターセイボリーエキスはこれら以外に、四肢末梢部(手、足)にも効果)(画像1)。四肢末梢部にも効果がみられる理由のひとつとして、ウィンターセイボリーエキスの熱産生能、熱移動能の高さが考えられます。
3) ウィンターセイボリーエキスは冷水とともに摂取しても、温感効果をもたらします(画像2)。
4) ウィンターセイボリーエキスは摂取後、速やかに温感効果をもたらします(画像3,4)。「ウィンターセイボリーエキスによる(神経の末端に発現し、熱産生などに関わる)TRPA1チャネルの活性化」が関与していると考えられます。


画像1

画像2

画像3

画像4



  • 1) Masuda, H., Mori, N., Matsui, K., Wakimura, S., Chino, D. and Fukuwatari, T., Food Sci. Technol. Res., 22, 135-144 (2016).
  • 2) Masuda, H., Mori, N., Hirobe, Y., Tanaka, R., Chino, D., Watanabe, T. and Fukuwatari, T., Food Sci. Technol. Res., in press (2016).
  • 3) 増田秀樹, におい・かおり環境学会誌, 45, 119-131 (2014)
  • 4) 増田秀樹, 「女性の疾患と美容のための機能性素材の開発」, (株)シーエムシー出版, pp.14-24 (2014).
  • 5) 増田秀樹, 蜂須賀祥子, ジャパンフードサイエンス, 53, 15-21 (2014).
  • 6) 増田秀樹, FOOD style 21, 18, 1-3 (2014).
  • 7) 増田秀樹, 「機能性食品表示への科学的データの取り方と表示出来る許容範囲」 26節 食品の冷え抑制機能評価, (株)技術情報協会, pp.330-337 (2015).


「論文に関するお問合せ先:小川香料(株)総務部」
pr@ogawa.net

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