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研究レポート

ペパーミントポリフェノールの研究開発

写真:カモミール ペパーミント (Mentha piperita L.) はシソ科に属する多年草で、冷涼感のある味と香りを有していることから、ハーブとして料子に広く用理や菓いられています。また、乾燥葉の蒸留により得られる精油(エッセンシャルオイル)は、ガム、キャンディー、歯磨およびシャンプーなどに広く使用され、香料産業において欠かせない素材の一つでもあります。この精油中の主成分である-メントールは、ペパーミントの冷涼感のある味と香りの主体を成す化合物です。
 ペパーミントには様々な生理作用が知られており、一例として精油成分の抗菌性や抗アレルギー作用などが挙げられます。世界で最大の生産地であるアメリカでは、乾燥したペパーミント葉を蒸留し精油を生産しています。しかし、精油を取り終わった残渣については産業上の利用価値が無かったため、殆どが廃棄されていました。そこで、私たちは採油後の残渣に含まれる成分の有効利用を目指してこの研究を企画しました。

〜 ペパーミントポリフェノールの抗アレルギー作用 〜

 アレルギー症状を訴える人々は急増しており、その数はわが国人口の約30%にのぼると推定されています。特にスギ花粉症は顕著であり、日本人の有症率は20%とも言われています。このスギ花粉症はくしゃみ、水性鼻漏および鼻閉を主徴とする鼻粘膜の I 型アレルギー疾患であるとされており、これらの症状には、抗原抗体反応によりマスト細胞から遊離される化学伝達物質(ヒスタミン等)が関与していると理解されています。
なかでも、ヒスタミンは三叉神経終末を刺激して、くしゃみ反応を惹起させることが知られています。また、鼻腔腺を刺激し、水様性鼻汁を浸出するとともに浮腫を生じ、鼻閉を生ずるとされています。
 私たちはミントポリフェノールにマスト細胞からのヒスタミン放出を抑える機能があることを突き止めました。

イメージ図

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