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研究レポート

歯周病原因菌に対するわさび成分の抗菌効果

増田秀樹, 廣岡沙織
小川香料株式会社 健康素材研究所

 歯周病は歯と歯肉の間の溝に歯垢がたまり,歯肉に炎症が起こることから始まります。歯垢内の歯周病原因菌が増えるにつれ炎症が拡大し溝がさらに大きくなった結果,歯を支えていた歯肉が壊れ,歯が脱落します。近年,歯周病原因菌が心臓病,動脈硬化,呼吸器疾患,糖尿病などとも関係があることがわかってきました
 弊社ではわさび成分の抗菌活性に着目し、多くの検討を行ってきました。その結果,わさび成分が歯周病原因菌に対しても強い抗菌活性を示すことがわかりました。次いで、その効果をさらに向上させる目的で,歯磨き,ガム,キャンディ等に汎用され清涼感を出しているミント精油との相乗効果を検討しました。
  下図のように合成抗菌剤(クロロヘキシジン)は静菌的な効果に過ぎなかったのに対し,わさび成分とミント精油成分の併用は短時間で強い殺菌的な効果をもたらすことがわかりました。 (わさび成分,ミント精油成分,合成抗菌剤の添加濃度はすべてMIC(菌に対する最小発育阻止濃度))

歯周病原因菌の数(対数表示)グラフ

Masuda, H.; Hirooka, S. Functional Food and Health. ACS Symposium Series 993; American Chemical Society: Washington, DC, 2008; pp 389-398


「論文に関するお問合せ先:小川香料(株)総務部」
pr@ogawa.net

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