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研究レポート

脱カテキン・サポニン高含有茶葉抽出物による
高コレステロール血症抑制作用

松井謡子*, 熊谷日登美**, 増田秀樹***
*小川香料株式会社 健康素材研究所, **日本大学 生物資源科学部,
***小川香料株式会社

 茶葉の主成分であるカテキンは高コレステロール血症抑制作用をはじめ、多くの生理機能が報告されています。しかし、カテキン以外の茶成分の機能性に関する知見は少なく、茶サポニンが高コレステロール血症を抑制するか否かの検討もされていません。しかし、ある種のサポニンは該作用を有するため、茶サポニンも同様の作用を有する可能性が考えられます。そこで本研究では、茶葉のサポニンに着目した検討を行いました。
 まず、茶葉抽出物からカテキンを除去し、サポニン含量を高めた脱カテキン茶葉抽出物(Catechin Free Tea Extract; CFTE)を調製し、動物実験に供しました。動物はラットを用い、餌中にコレステロールを過剰に添加することで、食餌性高コレステロール血症のモデルとしました。
 ラットを3群に分け、高コレステロール食、高コレステロール食+0.5%CFTE食、高コレステロール食+1%CFTE食にて飼育しました。飼育期間中採血を行い、血清中のコレステロール量の変化を測定しました(下図)。

血清中コレステロール量の変化

 高コレステロール食(HC食)群は、経時的に血清中コレステロール量が上昇しました。一方、CFTE投与群はHC食群に比べて、血清中コレステロール量の上昇が抑制されていました。このことから、CFTEは高コレステロール血症を抑制する効果があることが確認されました

Matsui, Y.; Kumagai, H.; Masuda, H. Antihypercholesterolemic Activity of Catechin-free Saponin-rich Extract from Green Tea Leaves. Food Sci. Technol. Res. 2006, 12(1), 50-54


「論文に関するお問合せ先:小川香料(株)総務部」
pr@ogawa.net

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